あんこ と おはぎ

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メンタル的な

【医療費について】

メンタルの病はその殆どが長期的な治療が必要になり、診察費や、薬代なども大体1ヶ月単位で出る為服用している薬の量や、種類によってはかなりの金額がかかる場合があります。


大体の病院では最初に提案してくれるところもだいぶ増えましたが、稀に教えてくれない病院もあります。


日本では「自立支援法」というのがあって、通う病院と調剤薬局を指定して、市区町村指定の書式の診断書を提出すれば、指定の病院と調剤薬局での処方に限り、患者さんの所得にもよりますが、大体の方が一割負担となり、所得により、ひと月の請求上限額が決まっているので、その額に達してからは、医療費がかからないという物があります。


これは、国が患者さんの代わりに残りの医療費を肩代わりしてくれるという法案で、特に治った後に返さなければならないとか、そういった事はありません。


長期的な治療になる際にはそれなりの医療費がかかってくるので、もし、今通っていらっしゃる方で、この制度を利用していない方は市役所の障害福祉課にお問い合わせをすると良いかと思います。
市区町村によってはその地域の行政指定の書式の診断書を市役所や区役所にて手に入れてそれを通っている病院の主治医に書いてもらい、その書いてもらったものを市役所や区役所に提出する必要があります。


なので、初期費用としては、その診断書料金がかかります。
診断書料金はクリニックによって上限額が異なっているようなので、確認なさってください。


また、自立支援法で適用になるお薬はあくまでも精神科のお薬のみとなるため、ついでに風邪薬を処方してもらったなど、精神科薬以外のものを処方してもらった際にはそのお薬にのみ、普通の保険適用となりますので、お気をつけください。


自立支援法は障害者年金とは全く異なる制度なので、等級などは特にありませんし、申請しても弾かれるということもほぼありません。
(フルで普通に収入のある人でももちろん申請可能です)


申請してから3ヶ月ほどは自立支援証という原本が手元には届かないので、その間は申請の際に書いた市役所などのぺらぺらの三枚紙みたいなものが支援証書代わりになるので、必ず毎回その紙を病院及び調剤薬局へ持参して提出する必要があります。


少し面倒ですが、その証書がないと、病院や調剤薬局がどこに請求して良いのかなどの番号が分からなくなるため、忘れないようにしましょう。


また、自立支援は一年毎の更新が必要です。
診断書は二年毎に提出が必要ですが、診断書が不要な一年も期限日迄に更新の手続きをしないと、期限が切れてしまい、その際には再度新しく申請仕直しということになって、診断書が不要な一年目であっても、期限切れの際には再度診断書を提出する必要があるので、お気をつけください。


更新は期限日の三ヶ月前からできるので、忘れないように気をつけてください。


申請や、更新の際に必要な物は、
本人確認書類
免許証や保険証など住基カードマイナンバーカードでも可能。
顔写真のないものに関してはダブルチェックでもう一つ何か確認できるものが必要な場合があります。


印鑑


本人が窓口に行けない際には委任状と窓口に来る人な本人確認書類


指定書式に書かれた診断書


申請する病院と調剤薬局の住所と電話番号


が必要になります。


大体の市区町村の窓口は障害福祉課的な名前になっているようですが、身体的な障害者の方ようの窓口と精神的な受付をする窓口が分かれている場合があります(同じ部署で、課が分かれていることが多い)


多くの市区町村では、障害福祉課の窓口の順番札を取る機械の前に「精神」と書かれた別の機械が置かれていたり、機械の番号札ではなく、精神専用の人力?的な昔ながらの番号札を取る必要がある場合の市区町村もあるので、間違った番号札を取らないようお気をつけください。


自立支援法で少し面倒なのは、会社が変わって社会保険が変わったり、社会保険から国民保険に変わったり、生活保護から社会保険に変わったりと何かしらの医療費負担の会社が変更になった際や、病院及び調剤薬局が変更になった際には必ず変更手続きが必要になります。


その手続きの際には上記の申請の時に必要なものに合わせて、現在の自立支援証が必要になるので、お気をつけください。


病院の変更や、保険証の変更には更新のタイミングでなければ、特に新たな診断書を提出する必要はありません。


市区町村の窓口で、原本を返して、また手続き済みの三枚紙を渡されるのでそれを原本が届くまで病院及び調剤薬局に提出するか、市区町村によっては、元の原本に二重線を引いて新しい病院や調剤薬局名を変更欄に書き加えるところもあるので、三枚紙と原本の両方を戻された場合には念のためその両方を病院及び調剤薬局に持っていくと間違いがないと思われます。


せっかく、国の制度で医療費負担が軽くなって、通いやすくなるのであれば、最初の手続きが面倒であっても、利用するに越したことはないかと思います。


まだ、利用なさってない方などは、一度調べてみると良いかもしれません。