あんこ と おはぎ

雑学的なことや日常の悲喜こもごもなど

自費ではあるものの

【カウンセリングについて】

カウンセリングは、保険が適用ではなく、実費なので、かなりの負担が強いられますが、相性の良いカウンセラーさんと、長く治療に取り組むと、とてつもなくその後の人生に大切な事や、治療において大変な効果を発揮します。


基本的にはカウンセリングは主治医の判断で行い、薬物療法と連携して行う事が多いのですが、クリニックによってはカウンセリングをしていないところもあるので、その場合には主治医の判断を仰ぎ、許可が下りたら、主治医にどこかを紹介してもらったり、もしくは自分で探したりする事もできます。
ただ、ほとんどのカウンセリングを行っている病院はその病院の医師の診察を必要とするため、もしかすると、転院を余儀なくされる場合もあるので、そこはご自身で判断なさってください。


で、私が10年あまりのカウンセリング治療を行って感じた効能は


① 物事を多角的に見る力がつく


② 物事を他人のせいにしない


③ 話を自分の頭の中で整理して相手に伝える力がつく


④ 無意識に感じていた自分のその時々の本当の気持ちに気づく事ができる


⑤ 何かが起きた時にパニックに陥る事が減り、冷静に分析して対処する力がついた


⑥ 自分の醜さなどに目を背けていた部分がある事に気づく


⑦ 自分で話を整理して話すうちに、問題点や疑問点、改善点などが自然に気づく事ができ、脳の中でこんがらがっていた糸が解けるような感触や、ジグソーパズルの最後のひとピースをはめこむような感触を味わう事がある


と、いうところでしょうか?


これは個人的な感想ではありますが、私も含め、メンタル的な病いになる人の多くに割とプライドが高いというのが特徴的にあるように思います。


実はそのプライドが1番厄介でプライドが高いがために治療の妨げになったり、ヒロイン気質に浸って問題点から目を背けてしまって同じ場所でずーーっと足踏みしてしまう事が沢山あります。


カウンセラーさんの業界でも色々と派閥や流派があるようなので、全てのカウンセリングのカタチが私の例に当てはまるのかはわかりませんが、私の場合にはカウンセリングを通していかに自分が何事に対しても主観的にしか物事を捉えられず自分にも非がある事に目を向けず、自分を分かってほしいという一心と、自分の中の判断基準でのみ物事を判断し、他のグレーゾーンがある事を認めなかったり割と嫌な感じの性格の人間でした。


カウンセラーさんは色んなその時々の話を聞いてくれますが、主に何かのアドバイスや「こうした方がいい」みたいな事は一切言いません。


それよりも「その時貴方はどういう風に感じた?」というような、更にその時の自分の気持ちがどうだったのか?を患者自身に分析をさせるように話を整理してくれて話しやすいようにしてくれました。


物事を多角的に見るというのは
「貴方はその時にそう感じたけど、相手はどう感じてたのかしらね?」というような問いかけによって、患者が不快な思いをした相手はその時にどういう風に捉えていたのだろう?と考えさせられる事もしばしばありました。


また、カウンセリングは、カウンセリング時間に対してお金を払っている部分もあるので、医師の診察と違い、臨機応変に時間を短縮したり、延ばしたりする事ができません。
なので、その決められた時間内でいかに自分が話したい事を全部話せるのか?
という事を考える事によって、話すべき事を頭の中で整理して相手に伝えるという力が自然とついていきます。


私の場合にはとても大切な効力を発揮してくれたカウンセリングでしたが、全ての方がこれに当てはまるわけではないとは思います。
ただ、医師に診察してもらう事ではないけれど、自分の中で上手く処理できない、、とか
なんだかモヤモヤする。
なんかの時に予約を取ってカウンセリングをしてもらうと、自分では気づいていなかった自分の気持ちや、その時に本当はどう感じていたのか?
相手はどういう風に見えていたのか?
その案件は悩むに値する事なのか?
などの問題点が見えてきて、非常にサッパリする気分を味わえたりもしますし、自分自身の病気の問題点などについても改めて考える機会になったりもします。


もし、金銭的に余裕があったり、医師の許可が下りたりした際にはカウンセリングを利用するのも良い治療法なのかもしれません。