あんこ と おはぎ

雑学的なことや日常の悲喜こもごもなど

恋愛スタイル

【どうしてもダメんずを好きになってしまう人へ】

ダメんずを好きになってしまう人、多いと思います。
私もずーーーーーっとそうでした(笑)


離婚歴もありますが、そもそも結婚相手が籍を入れた直後に無職になり(1・2ヶ月休んだら就職活動をする予定だった)結局離婚する次の年まで働きませんでした。
その間は私のお給料や、旦那の貯金や退職金を崩して生活していましたが、相手のギャンブル好きや、流産などいろんな要素が合わさって結局のところ離婚することになりました。


その後も彼氏はできるものの、DVする人だったり、束縛がものすごくきつい人だったり、浮気する人だったり、お金を一切出さない人だったり、婚活サイトで出会ったものの、詐欺師のような仕事の人だったり、なんだかへんてこりんな人ばかりでした。


出会った頃はそんなにおかしげな人ではないと思っていたし、愛も勿論あったし、おかしいなぁ?なんでだろう?と思うこともありましたが、それには原因が二つありました。


一つは、彼らの愛は非常にわかりやすいということ。
親の愛が分かりにくすぎて病気になった私からすると、とてつもなくわかりやすく自分を必要としてくれる彼等からの愛は親の愛なんかをあっという間に超えるほどの安心感を私に与えてくれたからです。


二つ目は、そんな彼等に私が嫌われたくないせいで、何でもかんでも世話を焼きすぎたので、最初はそうでもなかった彼等のダメんず加減がどんどん成長してしまい、余計にダメんずに磨きがかかってしまったことです。


この合わせ技で、結婚前の学生時代から付き合っていた男子とも、結婚した旦那も離婚後に付き合った男子達とも、上手くいかず、ずっと私は男運がないのか、もしくは人を見る目が本当に無いんだな。。。と悲しんでおりました。


が、この年齢になって、もう一つの一番大切な原因に気づいたのです。


それは
尽くしている自分に酔いしれている自分
すなわち
相手のことを本当の意味でキチンと愛していなかったという真実でした。


もちろん、その当時はかなり真剣に相手を愛しているつもりで、長く付き合った人もいれば、あまりにも酷くてわずか2ヶ月でお別れした人もいましたが、そのすべての人に対して私は「彼等を愛している自分を愛していた」のでした。


それでは、当然のことながら本当の意味で相手に愛してもらうことはできないでしょう。


また、このタイプに多いのが
「こんなに◯◯してあげたのに」
と相手に見返りを求めること。


よく考えてみればわかりますが、そのしてあげた事自体は相手が望んでした事でしょうか?
相手に頼まれてした事でしょうか?


もし、そうでないのであれば、それは親切心や優しさという名の「押し売り」行為であるという事です。


その事に気づいてからの私は先ず「一人の時間の充実」や「一人でも何とかして生きていける生活力」をつけるようにしました。


そして、過剰な相手への尽くす行為を止め、尽くしたとしても見返りを求めたりは一切しないようにしました。


そうする事によって生まれた感情は
以前の恋愛スタイルの
「この人が居なかったら生きていけない」
から
「この人が居なくても生きてはいけるけど、居てくれた方が楽しい」
に変わりました。


今現在の私の恋愛スタイルに、全く問題がないと言えば嘘になりますが、それでも相手も、そして何より私もとても過ごしやすく、居心地のいい間柄になりました。


誰だって一緒にいて居心地の悪い人、何だか不安になる人、疲れる人とは一緒に長い事居たいとは思わないはずです。


そして、結局のところ相手に尽くす事でしか自分の存在意義を見いだせない関係だと結果的には相手にとても失礼な事になります。
それは、「尽くせる相手であれば誰でもいい」という事につながるからです。


貴方は自分の事を結果的に愛してくれていない人を愛せますか?


多分それは相手だって嫌なはずです。


それに気づく事は自分にとってはとても辛い事ですし、そんなはずはない!とも思いたい所ですが、私の場合は結果的にはそうでした。


そして、相手のダメんず達ももしかしたら同じ事なのかもしれません。
だから、尽くしてあげなくちゃ、私がいなくちゃ何もできない彼(もしくは彼女)はもしかしたら無意識に自分の方に向いていてくれる人であれば誰でもいいという気持ちがあるからこそ、貴方にひどい事をしたり、言ったりするのかもしれません。


一度冷静に立ち止まって自分の恋愛スタイルを見直してみるといいのこもしれません。


なんにせよ、せっかく恋愛できる相手がいるのであれば、その恋愛は楽しく、幸せに過ごせるものが誰だっていいですよね!