あんこ と おはぎ

雑学的なことや日常の悲喜こもごもなど

アルコール

【服薬とお酒について】

お酒、皆さんお好きでしょうか?
好きな人も勿論いらっしゃるだろうし、身体が受け付けないという方もいらっしゃれば、たまーに飲むくらい。。という方もいらして、千差万別だと思います。


殆どのメンタルの薬については、その説明文「アルコールの摂取をすると効能が過剰に効きすぎる場合があるので医師に確認するように」と注意書きがあったり「アルコールの摂取はしないように」と書いてあるものが殆どです。


確かに、服薬中の人がお酒を飲んだ場合に余計に薬が効きやすくなる事は確かです。
メンタルの薬は脳に直接働きかける物が多いので、お酒で麻痺した感覚になり、余計に効能が強調されるのかもしれませんが、服薬なさっているお薬によっては内臓や脳が飲酒によるダメージを受ける事があるのも事実です。


そういう私自身は服薬期間中に割と気にせずお酒は飲んでいる方でした。


私自身、処方されていた薬がどちらかといえば不眠症中心だったのもあって精神薬的な処方は軽めのものだったこともかり「不眠で眠れないけど、飲酒とお薬だと眠りやすい」という感覚で「眠れるから」と飲んでいた時期もあります。
そういう場合には確かに眠ることはできたとしても、深く、質の良い睡眠ではないのと、寝ている時間自体はいつもよりも伸びるので「かなり寝たはずなのになんだか怠くて動けない」という状態が多かったように思います。


主治医からは、お酒については「飲まない方が好ましくはあるが、特に絶対に飲んではいけないというレベルではない」という判断もあったので、主治医に対しても飲酒している事を隠すこともなく、飲んで過ごしていた時期も勿論あります。


主治医の判断の1つには、たまたま主治医が個人的にお酒が好きな性格の人間だった。
という事と、メンタルを病む人に多い「気分転換が下手」なため「気分転換になるキッカケになる飲酒を禁止すると追い込まれがち」というのもあったかと今では思えます。
後はおそらく、私に処方していた薬が軽めのものだった事も関係していると思われますし、結局のところ医師が禁止したとしても、飲んでしまう人は飲む。
というのもあります。


私が服薬期間を終えて飲酒に対して思うのは「必要がなければ飲まない方が身体的ダメージが少なく済む」という感想です。


「服薬」しているだけで、どんな薬であれ元々肝臓と腎臓にかなりの負担が服薬していない人と比べてかなりかかっている状態だ。
というのを、私自身が服薬中に気づいていなかったのが、余計に飲酒しても問題ない。。と感じたのかもしれません。


今現在の私は飲酒を全くしていませんが、それは何も内臓的な事や健康的なことに関して重視して。。というよりは「お酒の必要性を感じなくなったから」というのが一番の理由に感じます。
私は割とお酒が飲めるタイプなので、お酒の味自体はとても好んでいるのもあり、おそらく楽しもうと思えば楽しめるタイプでもありますが、性格的に物凄く酔っ払ってご機嫌になったり、記憶をなくすほどに飲んだりするタイプではなく、自分の中で無意識に自分の限界量を決めて調節しながら長い時間お酒を飲み楽しむタイプな事もあるかもしれません。
飲み方としてはスマートな方だとは思いますし、お酒の魅力を最大限に楽しめる飲み方かもしれませんが、お酒を飲んだとしてもそれが「気晴らし」には特に繋がらない。ということです。
あくまでも「味を楽しむ」という部分ではそれこそお料理の味を楽しむのとなんら変わりがないのだと思います。
おそらく、これがすぐに酔っ払って陽気になるタイプや、鬱憤晴らしが出来るタイプだったり、記憶をなくすほどに飲めるタイプならば「お酒を飲むとなんかスッキリする」という快感が脳に植えつけられるので、飲酒大好き!になるでしょうし、気分転換の1つの手段としてはとても有効だとは思います。


ただ、飲んだとしても、私の場合には飲んでいる時間の間だけ、現実逃避できるわけでもなく、気分転換の1つの手段としては有効ではない。
という判断からお酒を飲まなくなりました。


もしかしたら、段階的に「お酒」が必要なくなった精神状態になったのかも?とも考えられますが、これは、私一個人のあくまでも考えなので、確実とはいえませんが、そんな気も本人にはあります。


そして、何より10数年服薬をしていた内臓は物凄く悪い数値では無いけど、確実に健康な人に比べると飲酒をしていなくてもちょっと数値が悪くなる。
というのも「お酒を飲まなくてもいいや」と思わせてくれた1つのキッカケなのかもしれません。
服薬期間中の真っ只中や、飲酒しないと気が済まないような時期は本人もまだ病気と向き合っていくのが辛い時期だったりするので、あまり冷静に「内臓への影響」について考えられる人が少ないように思います。
勿論、私自身もそうだったので、そのように感じるのですが、やはり人間何かと必死に戦っているときは正に「沈黙の臓器」に対してはなんとも気をつけることもなければ、気にすることも出来ないのです。


それでなくとも、メンタルを病んだ人は食生活や生活時間帯がはちゃめちゃになりがちなので、知らず知らずの内に自分の気づかない臓器を痛めつけている場合が多いので、そういった意味でも肝臓と腎臓には負担がかかりやすい生活になりやすいのです。


あまり、気にしすぎてストレスを溜め込むのは良くありませんが、何かしらの薬を服薬している間は少し、自分自身の臓器の事も思いやってあげられると、服薬期間が終わった後の残りの人生を他の病気を気にしたりする事なく楽しめる時間が長くなることは確かなので、少し、気にしてみると良いかもしれません。


また、結果的にその事が「自分の内面にも目を向ける」「今まで蔑ろにしてきた自分を大切に扱う」事で、自分の病気と身体に向き合い、案外メンタル的な病気の治り方への解決法が見つかりやすくなるのではないかも、私には感じられました。