あんこ と おはぎ

雑学的なことや日常の悲喜こもごもなど

輪廻と断絶

私の体質は、笑ってしまう程に血縁者の悪い所全部が寄せ集まっている。

扁桃腺が父方の祖父の遺伝で一般的な人より倍以上の大きさがあり、故に喉が少しでも乾燥したりすると、すぐに悪化して高熱を出しやすい。

 

母方の祖父の遺伝で副鼻腔炎持ちな上に、鼻と耳を繋ぐ管が人より細いらしく、排出が上手くできにくいらしくて、風邪を拗らせると、耳の鼓膜の内側に水が溜まって老人の如く耳が聞こえにくくなる。

 

父方の親戚でも同じく婦人科系統の疾患を持っていた人が居たらしく、11歳で初潮を迎えてから起き上がれない程の生理痛に毎月悩まされていた物の、自身の母はその様なトラブルなく育った人だった為そのまま放置されて大人になり、結婚した後に子宮内膜症と判明して、半年間ホルモン治療したものの婦人科の先生には「99.9%妊娠しないでしょう」と言われたのに謎に妊娠して流産。

そこで人生で初めての全身麻酔で流産の後の処置としての手術を、行う。

 

その後当時の旦那とは離婚。

 

人生で2回目の全身麻酔の手術は、29歳の時に、当時のパートナーにフルボッコにされながら不本意に妊娠させられた子供を産み育てられる自信が無かったので、私の勝手な判断で中絶手術を行った。

 

33歳の時に町医者に子宮癌検診に行ったら謎に電話で癌告知され、当院で手術して取り除けばヘーキという怖い宣言に疑問を持ってそのまま大学病院に転院したら子宮筋腫+子宮内膜症+卵巣嚢腫が判明し、結果癌では無いものの、トリプルコンボの人生3回目の全身麻酔での手術で250gにまで育った筋腫を取り除く手術や内膜症の癒着と卵巣嚢腫の患部のみを採取する人生で3回目の全身麻酔の手術を行う。

 

 

その後、38歳で父方の親戚と同じく

「若年性更年期障害」になり、生理はあるものの、更年期障害として、自律神経が壊れてしまい、体温が爬虫類の様に維持できなくなる。

 

また、月経前症候群(PMS)で、生理2週間前から異様に腰が痛くなって起き上がれない程の治療の為に超軽量ピルを処方されるも、数十万人に一人の確率で起こる副作用で一瞬大学病院の医師が子宮体癌かも?覚悟しといて!というくらいの副作用が出るも、やはり癌ではなく、副作用と判明。

月経前症候群は母方の親戚筋も持っているそうな。

 

去年(2019年)は胆嚢炎で胆石が見つかって

人生で4度目の全身麻酔での胆嚢摘出手術をしたが、後でよくよく調べたら父方の祖母も若い頃に胆石で胆嚢摘出手術してたらしい。

 

んで、去年は胆嚢炎の手術後に乳がん検診行ったらものの見事にシコリが見つかって、痛過ぎる病理検査までするも、やっぱり癌ではなく、単なる脂肪の塊と判明。

 

と、人生で3回も癌告知され、計4回の全身麻酔での手術を行っていた人生でその上25歳で流産と離婚で一回メンタル崩壊するも、なんとか建て直し、イェーーー!!やっと我の人生楽しむぜぇぇぇ!ってなったら今度は更年期障害て。あんたww

 

という経緯で、現在体温を維持出来ないのと、更年期障害からくる不眠症により、ヘルプマークを着けて必ず外出している。

 

メンタルぶっ壊れも、従兄弟に1人いて、彼は20年前に亡くなった。

 

そして、計4回の全身麻酔手術に家族として誰一人付き添い人が居たことは一度もない。

(家族は全員健在でそれぞれに楽しく暮らしている。家族としてはとうの昔に機能していない)

 

ここまで来るともう、とりあえず「この血縁者の悪い所全部私が持ってくから私以降の血縁者は皆健康で生きろ」

としか、思えないし、私は結果的に子供を産む事はできなかったのだが、そこで輪廻を断ち切れたので良かったと今では思っている。

 

そして、こんだけガン告知され続けてると

「いつ自分が死んでも良いように」と、身の回りの整理をして、所持品から友人まで全てを把握して「今をどれだけ楽しむか!」にフォーカスして生きるので毎日が楽しい。

 

そして、今は「どれだけ自分の身体の状態を把握して、いかに様々な症状を悪化させない様に未然に防ぐか」を物凄く大切に感じて日々実行して生きている。

 

夏は暑過ぎると体温もすぐに上がって熱中症になりやすいので冷えピタなどの冷やせる物を必ず携帯してるし、冬は冷えるとどんどん体温が下がり続けるので、ホッカイロなど直ぐに身体が温められる物を携帯している。

 

そして、一年を通して喉のケアは忘れないように、のど飴はいつでも、どこでもどんな時でも絶対に手放さない。

昔、コールセンター勤務18年の経験のお陰で7時間以上喋りっぱなしの仕事をしていたので、飴を含みながら、相手に気付かれずに喋る事など容易くできるようになり、大好きなカラオケも、飴を舐めながら普通に歌えるようになった。

 

メンタルも一度は崩壊したものの、全てを建て直したら、どうやらそこまでめちゃくちゃに弱いメンタルではなくなってくれたようで、手当ての仕方を理解できてるから多少凹んでも、自身での手当と周りにヘルプを出してケアできるようになり、立ち直りまでの切り替えが恐しいまでの速さで立ち直れるようになった。

 

体温を上げるには筋肉量を増やす事と、医師に言われてウォーキングをしていたら副産物として過去に45kg太ったうちの30kg迄は更年期障害後も、ちゃんと減量できた。

筋肉量も増えはしたものの、残念ながら体温は上がってはいない笑

 

でも、全ての自分の体質を把握して、どんな手当てをすればいいのか?

どうやって悪化する手前で未然に防ぐのか?

が、一番大切で。

それが把握出来さえすれば、必要以上に心配することも、怖がる事もなく、普通に生活はできる。

 

そして、ヘルプマークはあくまでも「内部障害を持つもの」に配られる物で、メンタル的な障害を持つ者だけが携帯しているものではない。

あのマークをつけていて、人々の優しさに触れる事も多々あるし、本当に有り難いと感じる事も多々あるものの。

あのマークを付けていると、心ない人から暴言を吐かれたり、悪戯好きな高校生に意図的に電車内で突き飛ばされたり、訳の分からない頭の悪い中年男性に何も言われ無いまま急に道端で腕を掴まれて引きずられそうになったりもする。

 

あのマークをつけると言うことはそういう

「あの人は障害があるから何してもわかんないだろ」という人間が持ってはいけない心を持たせてしまう悪魔のマークでもある。

 

私に限らず。

メンタル的な病でこのマークをつけている人に対しても「何をしてもいい生き物」なんてこの世に存在するわけもないのに、たまーーに

わかりやすいものを外に提示していると、そういう人間の奥底に眠る人間らしからぬ感情を爆発させてしまう、物でもある。

 

しかし、このマークをつけていることによって、周りになんらかの障害を持つ事をアピールし、自分の口で説明が付く人であれば、会う人に説明をし、安心してもらうこともできるし、万が一なんらかで倒れた時に、同席した人が慌てずに対処できる。

そんな、とても有り難いマークでもある。

 

このマークが様々な内部的障害者が携帯する物である事が世の中の人に浸透してくれることを

切に願う。

 

そして、私の身体に起きている様々な体質的な問題に対しても、自分で自分の事を把握していれば怖がること無く生活が送れる事を体現しつつ私は今日も元気に楽しく、そして繋がりたい人と繋がって、お猫様を愛で、自身を愛しながら生きている。

 

だから、もうこの血縁者の悪い所全部引き取ったから、どうか私の姪っ子達よ。

そして、それ以降続いていく血縁者達に

身体的「体質での辛さ」が出ない事を願う。

 

輪廻は断ち切った。

後はそれをどう活かすか?

どう生きるか?

人生正に生きててなんぼ。

 

私は最高に今、楽しいよ。